"むつごい" それは香川の最強の方言
突然だが
地方には様々な方言がある。
大阪弁、茨城弁、博多弁........etc
私は香川県出身で、香川県の方言と言えば讃岐弁(さぬきべん)。
その讃岐弁の中でも、
"もうこれ標準語にして良いんじゃないか?"と思うめちゃめちゃ汎用性のある方言
"むつごい"
について少し語ってみる。
♦目次
・"むつごい"とは
"むつごい"とは香川県の方言(讃岐弁)の一つであり、
意味は
味が「濃い」「脂っこい」「甘ったるい」という時に使う。
これらの言葉を一言 "むつごい" で片付けられるのだ。
意味は基本的にこれらだけだが、
香川県民はこの言葉を"味以外に関する場面にも使う"ので
使うシチュエーションはかなり多い。
・いろんな場面で使える"むつごい"
上で書いたように
"むつごい"は味以外に関する場面にも使える。
なんせ"最強の方言"だ
いくつか例を挙げてみる。 ※以下()書きは心の声です。
まずは
基本の"味に関すること"について
・脂身多めの脂っこいステーキを食べた時
→うめぇ~! けど、"むつごいなぁ~"
・生クリームたっぷりの甘ったるいケーキを食べた時
→ん~ 美味しい~! でも、ちょっと"むつごいかも"
・彼女の料理の味付けがめっちゃ濃かった時
→うん!美味い!!("むつごい、、、")
そして、
"味以外"のシチュエーション
・お見合い相手の顔がめっちゃめちゃ濃かった時
→あ、初めまして~("むつごい顔やなぁ~")
・参観日に友達の母ちゃんがめっちゃめちゃ厚化粧で来た時
→あ、へぇ~ あれがお前の母ちゃんなんや~ ふ~ん("めっちゃむつごい")
・友達のファッションが色ごちゃまぜ過ぎて「もう、色うるさーい!」ってなった時
→その服おしゃれ~!("むつご。")
・飲食店で腹いっぱいなのに友達が揚げ物をたくさん追加注文した時
→いやいや!"むつごい!むつごい!"[まだ食べてない]
・メンヘラ彼女からの着信履歴200件
→いやーもう!"むつご!"
・上司からの長文説教メール
→"むつごいんじゃぁぁぁ!!!"
などなど
パッと思いついただけでもこれだけシチュエーションが浮かぶ。
なんて便利な言葉なんでしょう。(しみじみ)
"むつごい"言い過ぎて上の文面がすでに"むつごい"が、、
・まとめ
"むつごい"という言葉。
前から "なんて便利な言葉なんだろう、標準語にすれば良いのに" と思っていたが
こうして語ってみると改めて便利な言葉だと感じる。
味が濃い、味が甘ったるい、脂っこい、顔が濃い、見た目がしつこい、絡みがしつこい...etc
すべて"むつごい"で片付けられる。
最強だ、、
それでは。